一滴の除草剤(毒)が人間を破滅させる?

数字で示すことは、時には有効ですが、数字の羅列はかえって分かりにくいと言われます。しかしこの数字は、私たちの命に直接かかわっているので、放っておくわけにはいきません。

最近、何人かと話していて、「それは大変なことですね」と心底驚かれることがあります。このブログでも記事にしたことはあるのですが、数字や記号が多すぎたかもしれません。しかし、少しでも記憶に残れば、身の安全にとても役立つ情報だと思うので、数字を少し抑えて、再び書くことにします。

表題の通り、「わずか一滴の除草剤が人類を滅亡に追いやる」という話です。その毒とは、グリホサートと呼ばれる化学農薬です。この農薬(除草剤)の汚染によって、がん、うつ病、心臓病、糖尿病、パーキンソン病、自閉症、流産、早産、奇形児の発生などが疑われており、世界中でグリホサートの使用禁止を訴える声が高まっています。

もちろん、どんな猛毒であっても、ものすごく薄めてしまえば毒の働きはなくなります。なので、日本でも「残留農薬基準」を定めて、厳しくチェックしています。

では、実際にどれぐらいの濃度が危ないのか、また、日本は国としてどの量を”安全”としているか見てみましょう。

まず、比較のために毒の単位をおさらいしましょう。

ppm(ピーピーエム) 100万分の1(1tのうちの1g)

ppb(ピーピービー) 10億分の1(1,000tのうちの1g)

ppt(ピーピーティー) 1兆分の1(1,000,000tのうちの1g)

ちなみに、農薬の残留基準はppmで表されています。

では、一般の人の母乳から検出されているグリホサートの量や、実際に国が規制している残留量の安全基準を例に見てみましょう。

0.1ppb ⇒ 動物の免疫システムを弱体化し、有益な腸内細菌を破壊することが示されている
(0.0001ppm)

1ppt  ⇒ 乳がん細胞の増殖を刺激することが示唆されている
(0.000001ppm)

30ppm ⇒ 国が定めている小麦の残留基準

アメリカの調査で、一般の主婦から平均111ppbのグリホサートが検出されました。
小麦粉の日本の残留基準は以前6ppmでしたが、2017年12月25日に30ppmに緩められました。(これは、グリホサートを規制する世界の動きに逆行しています。厚生労働省と食品安全委員会の少数の人間が決めています。はっきり書くと、話にならないザル基準です。30ppmは、0.1ppbの30,000倍です。そして、1pptの30,000,000倍です。)

この数字を見て、どんな感じがしますか? 1pptのグリホサートが乳がん細胞を増殖させるスイッチを入れるそうです。0.1ppbで腸内の善玉菌が破壊されるそうです。そして輸入小麦に至っては、残留基準を上回る小麦が後を絶ちません。基準をクリアしたとしても、かなり高濃度のまま日本国内でそのまま販売されたり、加工されたりしている可能性があります。

しかし、日本では詳細に検査をしようという動きがまったくありません。なぜなら、国や御用学者が「安全性に問題ない」と言い切っているからです。

健康ブームの日本で、「健康のために野菜をいっぱい摂ろう」という趣旨は素敵だと思います。次に大事なのは、「野菜なら何でもいいのか?」という点を突っ込んで調べることではないでしょうか。

青森県弘前市の「森のイスキア」という自然の中で、食をとても大切にし、福祉活動を続けてこられた佐藤初女(さとう・はつめ)さんという方がいらっしゃいました(1921年-2016年)。食と健康という意味では、とても著名な方です。自然の食べ物で若いときの大病を克服した佐藤さんは、晩年、なんと乳がんを宣告されたそうです。

以前、まだお元気なときに、彼女の講演会を企画し、とても素晴らしい話をうかがった私としては、がんを患ったという話にとても驚きました。しかし、グリホサートにかかわる裁判結果を知り、彼女のがんの原因が結びついた気がしました。

調べてみると、グリホサートは、世界中のほとんどの食べ物に入り込んでいる可能性があります。むしろ、基準を緩めた日本には、その後さらに大量に入り込んでいると推測されます。

これでは、どんなに食に気を付けても「がん」になってしまう可能性が?

あなたは、1pptという量をどう判定しますか?

農薬の問題は、これまでのように無視していて良いのでしょうか?

もし、少しでもグリホサートを避けたいなら……いえその前に、まず1pptの恐ろしさを意識できるかどうか。そこが大問題ではないでしょうか。

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