検証3 「食べない」ことですべてがわかる(2)

2017年9月、食についての人体実験を始めました。使うのは自分の身体です。実験項目は単純です。畑に入れないものは、自分の身体にも入れない。とくに自然農法において厳しく決めているルールを、自分の食生活に当てはめました。

具体的には、動物性の肉(魚を含む)、卵、牛乳、乳製品を食べないことにしました。また、主食を自然農法(無肥料)の玄米にしました。食生活の変更点はそれだけです。

そのほかは、砂糖や油は摂り放題にしました。濃い味付けも、もちろんOKです。そうでないと、肉や魚などを止めた反動で苦しむような気がしました。甘辛の濃い味付けがあれば、口寂しさはなんとか我慢できると思ったのです(これは当たりでした。天ぷらやコロッケにはずいぶん助けられました!)。

ただし、油は良いものを使うことにしました。とくに、安いからと使っていたキャノーラ油は、農薬汚染がもっとも心配されることから、一切使わないことにしました(キャノーラは遺伝子組み換え作物で、栽培時に猛毒の除草剤が使われています)。代わりに、少々値は高くなりますが、揚げ物用にはヒマワリ油を使い、ドレッシングなどに使うものは太白ゴマ油、オリーブ油などを使うようにしました。

「毒を身体に入れない」という視点

動物性の食べ物を避ける理由は、ずばり「エサの問題」があるからです。いま、農業では家畜の糞を発酵させた肥料がかなりたくさん使われています。化学肥料が悪者にされている現代農業の世界で、「家畜の糞(有機肥料)ならいいだろう」と、多用されているのですが、その糞は大問題を抱えています。

家畜のエサは、牧草、大豆、トウモロコシが主流です。このうち、大豆とトウモロコシは遺伝子組み換え作物です。牧草も化学肥料と農薬をたっぷり使ったものです。遺伝子組み換え作物は、栽培するときにセットになっている除草剤「グリホサート」が猛毒であるとして、2018年のアメリカの裁判以来、世界中で大問題に発展しています。そういったエサを食べた家畜の糞はもちろんのこと、肉や牛乳も農薬汚染されているのです。

とくに食肉は、農作物に含まれる毒物がさらに濃縮されますから、肉や乳製品が、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病などあらゆる病気の原因と考えられ、実際に、昨年のグリホサートの裁判をきっかけにして、医学的な証拠が次々と明るみになっているそうです。

そういった問題は、私自身はずっと前から情報を得ていましたから、何も肥料として使わない自然農法の研究を続けてきたわけですし、とくに家畜の糞を使った肥料は危険なものだと考えていました。ずばり、家畜糞の肥料を大量に使うと、野菜はまずくなるし、ちょっと大雨になって水浸しになると、畑からドブの臭いが湧いてきます。そうです。腐るのです。

逆に、畑に何も入れなければ、野菜は美味しいし、大雨でも土は良い匂いのまま。決して腐ることはありません。それは人間も同じだろうと、単純に考えました。

つまり、いまの肉や乳製品、卵など、問題のエサを食べている動物系の食べ物には毒が多く含まれている可能性が極めて高いので、まずは避けるようにした、というわけです。

食生活を変えてから約3週間後、不思議な現象が次々と起こり始めました。

次回につづく

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