検証5 「食べない」ことですべてがわかる(4)

太る理由を科学する

石油化学の発達によって、農業も食文化も一変してしまいました。化学肥料と化学農薬の登場。そして様々な食品添加物もあります。私たちの食べ物を通して、残留農薬だけでなく、食品添加物からも石油由来の化学物質が毎日のように体内に取り込まれています。

(*ちなみに残留農薬についてですが、政府が決めている基準値以下の食べ物のはずなのに、一般消費者の体内には農薬が蓄積され続けていることが、つい先日、研究者の調査で明らかになりました)

ところで、私たち人間が毒物を食べてしまうと、どんどん蓄積されていくのかというと、そうではありません。人間を含む動物には「解毒力」もあれば「排出力」もあります。食べ物に毒が入っていたとしても、少量なら、すぐに体外に排出してしまいます。

単純に毎日100の量を解毒・排出する能力があるなら、100を超えない限り、毒を体内に入れても平気です。しかし、私たちは年齢を重ねるうちに身体が衰えていきます。解毒・排出能力が年齢とともに90、80と落ちていったら?

食べ物の種類や量が同じならば、解毒・排出できない毒は身体のどこかに溜まっていくしかありません。そして、石油由来の化学物質は、水には溶けず、油に溶ける性質があります。なので、脂肪細胞に一時貯蔵されていくというわけです。

どこの脂肪細胞なのかというと、身体を動かすときにもっとも邪魔にならない場所、つまり重心に近い胴回りだということです。中年期に入ると、みな同じように腹に脂肪が溜まっていく現象は、ずばり農薬や食品添加物、そして日々飲んでいる薬物が原因だったというわけなんですね。

とはいえ、このことは科学的に証明された情報ではありません。いろいろ情報を集めてはいますが、ずばり、このように論じている論文、レポートは発見できていません。毒を身体に入れないだけで、2か月で8㎏も痩せてしまった私の身体を合理的に説明しようとしたら、上記のようになる、ということです。(ちなみに最近、アメリカ発で、毒が肥満の原因であるという著作が出版されていて、翻訳もされているようです。遠からず、いろいろなデータが公開されてくるでしょう。でなければ、人類は滅亡です)

話をまとめると、肉や魚(養殖もの)、卵、牛乳、乳製品は、完全に自然な状態で育てられたものでない限り、かなり多くの毒物を含んでいると考えられます。これらを食べないだけで、解毒・排出力が働きます。

ただし、いままで大量に毒を溜め込んできた人は、つらいことが起きます。好転反応という現象です。東洋医学で使われる言葉です。病気が快復する前に、病状が一時的に悪化する現象です。脂肪細胞に溜まった毒を排出するためには、一度血管に戻して、そのあと肝臓や腎臓などに送るしかありません。つまり、身体中に毒が回る状態になるわけですね。その際に気だるさや悪寒に襲われたり、発熱することもあるでしょう。

多くの人は、この状態が耐えきれずに食生活を戻してしまう。すると身体は毒の貯蔵モードに戻りますから、好転反応も消えます。身体は楽になりますが、毒はさらに溜まっていき、やがてがん、脳卒中、心臓病、糖尿病が発症するというわけです。発病したら最後、悶絶する苦しみや痛みの生活が待ち構えていることでしょう。

そうなると、余程の覚悟と実行力がない限り、早死にから免れることは難しいでしょう。しかし、それは文字通り自業自得です。

「食べない」という経験はお勧めです。手遅れにならないうちに。

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