栄養価と安全性の根拠~CMのまやかし

私たち現代人は、健康にかかわるテレビ番組が大好きで、「〇〇を食べると健康に良い」と著名人が言えば、先を争って○○を買い求める風潮があります。

私もそのなかの1人でしたが、いまは目が覚めて、深く反省しています。

いまの社会は、科学の発展によって、いろいろなことが判明しています。新しい知識を得ることは、とてもうれしいものですが、最近になって「まやかし」がたくさん潜んでいることに気づきました。(おいおい、気づくのが遅すぎだろう)

その最たるものが、「〇〇を食べると健康に良い」というコメントや宣伝文句です。生物について知れば知るほど、健康食品やサプリメントの異常性が理解できます。私たち人間だけでなく、この世のすべての生き物は、毒になるものを食べさえしなければ、健康体のまま生活できるからです。

いつも不健康で、「健康になりたい」と我が身を気遣っている生き物は、この地球上に人間しかいません。

なぜ現代人にさまざまな病気がついてまわるのかというと、毒になるものを食べているからに違いないのです。こういうことを言い出すと、「何の根拠もなくイイカゲンなこと言うな」と、いまの時代はいろいろな人から攻撃されます。

根拠なら、たとえば「20代の若者にがんで死ぬ人が増えている」というのはどうでしょうか。私の知り合いにも、亡くなった人は数人いるぐらいですから、全国でかなり多くの若者が亡くなっているはずです。

ただし、「食べ物と若者のがんの因果関係」については、だれも研究していないので、科学的な根拠はなにひとつありません。なので、「根拠がない」と攻撃されてしまいます。マスメディアが腰砕けになっているのは、これが原因です。

このことは、毒になる食べ物を平気で売っている企業やいわゆる御用学者、そして「税金さえ払ってくれれば文句ない」とばかりに企業や御用学者を応援する国(政治家と役人たち)の企みに、まんまと乗せられているだけなのです。

そもそも、20代、30代の若者にがんが増えているということ自体、人類社会にとって異常事態であるとしか言いようがありません。そしてその原因として、「食べ物」以外に思いつくものなど、なにひとつありません。

ですから、農薬と食品添加物まみれの怪しい食べ物を作って売っている業界や御用学者たちにこそ、「この食べ物と若者のがんには因果関係がないという科学的な根拠」を示す義務があるのです。(いわゆる“説明責任”?)

それを、あろうことか、危険性を訴えている消費者や研究者たちに「科学的な根拠がない!」と攻撃して、責任の所在をうやむやにしているのが、彼ら業界と御用学者たちです。(まことに卑怯千万。世が世ならお手討ちものでしょう⁉ でも、お上がグルなので、この闇の出口がありません)

ごく微量の残留農薬、そして食品添加物の長期摂取による健康被害について、人間を対象にした幅広い疫学的な調査研究なしには、何人たりとも「安全性を宣言する資格はない」ということを、私は個人の責任でしか言えませんが、ここで明言しておきます。

★安全性に疑問ありという研究者の論文は、それこそたくさんあります。日本以外ですが……
★「Food Communication Compass」(フーコム)という自称消費者団体があり、「安全性に疑問あり」という論文が出ると、それに対する反論記事が掲載される面白いサイトです。このサイトの記事は、「農薬と食品添加物は、いかなる事情があっても安全である」と主張しているように見えます。

さて、安全性についてはこれくらいにして、農作物や加工食品の栄養価についてはどうでしょうか。

これについては、実際のところ何とも言えません。いま、CMに流れる健康食品の栄養価の表示や根拠については、明らかに「まやかし」であるとは断言できます。たとえば、ある乳酸菌が、人間を健康にするなどありえません。そもそも乳酸菌をいくら腹の中にいれたとしても、すぐに死んでしまいます。なぜかというと、乳酸菌のエサとなる食べ物をいっしょに腹の中に入れなければ、乳酸菌は飢え死にするしかないのですから。

その意味では、いま世の中に出回っている健康食品やサプリメントには、「ほとんど何も効果はない」と私個人は確信しています。しかし、いま自分で育てている自然農法の野菜や果物を食べれば、「豊富な栄養によって丈夫で健康な生活が保証される」とも、実は言い切れないのです。

栄養価という言葉の意味は、とても曖昧で、いまの科学ではきちんと説明することができません。それが事実です。ビタミンCがレモン50個分? 鉄分がホウレン草より多い? βカロテンがたっぷり? そんな情報は、何の役にも立ちません。ビタミンCも鉄分もβカロテンも、いろいろな野菜や食べ物にたっぷり含まれているからです。

何らかの“栄養素”と呼ばれる物質が、数種類、多く含まれるからといって、栄養価が高いという宣伝や、専門家と称する人たちの助言は、あまりにも子供じみていて聞くに堪えません。

栄養価については、20年かけて検証すべき問題

自然農法の野菜や果物は、間違いなく安全な食べ物です。そこまでは断言できます。理由は、「密封していても腐らない」ことです。これほど明白な科学的根拠はありません。

しかし、栄養価となると、明白な根拠は、正直なところ思い浮かびません。個人的には、(これを書いている時点で)3人の孫が元気に生まれ、育っていることしかありません。そしていまの時点では、自然農法の食べ物を食べ続けて20年後にどうなるか。その成長過程こそが科学的な根拠になるのではないか、と考えています。

人間の一生という時間で考えると、20年はかなり長い時間とも言えます。しかし、いま始めなければ、永遠に検証できません。むしろ、いまの食べ物を子供たちに与え続けて「将来がんになるのではないか」と不安なまま子育てするぐらいなら、安全な食べ物にかけてみる価値は大きいのではないでしょうか。

ちなみに、自然農法を中心にした食べ物を与える子育てのほうが、サプリメント代や医療費がかからず、お金は少なくて済むはずです。

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